歯科・歯医者の選び方

受付の対応が良いのは必須条件

どの業種でも同じですが、しっかりとした対応出来る受付は気持ちが良いですよね。忙しくて余裕がない、スタッフがイライラしている医院は、患者にとっては不快感でしかありません。
治療だけでなく、スタッフ教育まで力を入れている歯医者さんは良いです。

来院した事がない歯医者さんであれば、まず一度お電話してみて、対応を確認してみるのも良いでしょう。
あまりにも長いお電話は、迷惑になってしまうので、そちらは十分に配慮してください。

事前に十分な説明をしてくれるか

治療前の説明は重要です。そもそも治療を行う前に、説明がなかったら不安ですよね?
どのような治療をするのか、あなたがどのような状態なのかを説明する事は、患者の事を考えているからこそ説明するのです。

例えば、定期健診で歯医者さんに行ったときに、何も言わずに歯を削られて、「虫歯がありましたので、治療しておきました」と言われたら嫌ですよね。
コミュニケーションを取れる歯医者であれば、予算や期間などの相談も気軽にする事ができて、事前にカウンセリングの十分な時間を確保してくれる医院もあります。

しかし、行った事のない歯医者さんであれば、説明してくれるのかがわかりません。
その際には、歯医者さんのHPを検索してもらい、チェックしてみるのも良いでしょう。

院内が清潔で、衛生面が管理されている

治療を行う場所は、衛生面の管理が重要です。治療器具の消毒はもちろんのことですが、トイレや待合室の掃除がしっかりされていると気分も良いですよね。
特にトイレなどは気を抜いてしまう医院が多く、掃除用具が見える位置に置いてあったりします。

院内の様子は、治療方針を見る時と同様に、HPに写真を載せている医院が多いです。
また、院内を360度撮影出来る写真(グーグルインドアビュー)が導入されている医院だと、院内が鮮明にわかりますので、治療するイメージが出来ると思います。

予防歯科に力を入れている

最も重要な事は、治療する事よりも虫歯にならない事です。
例えば、虫歯治療で完治した後に、予防が出来ていなければ、再び虫歯になってしまい、歯を治療することになります。
良い歯医者さんは、虫歯になったところだけを治療すればよいというわけではなく、口内全体、体全体のことを考えて治療してくれます。

なので、患者さんが同じ痛い思いをしないように、歯医者さんでクリーニングやフッ素塗布、自宅ではデンタルフロスやブラッシング指導を行ってくれます。
そのような考え方の先生は良い先生と言えるでしょう。

ルーペを使用している

ルーペの使用ルーペを使う事によって、肉眼では発見が難しい虫歯を見つける事が出来ます。
昔から肉眼で治療をしている先生で、自信を持っている先生もいらっしゃると思いますが、衛生士さんが始めてルーペを使って歯石取りなどをすると、全く違うように見えるそうです。

また、クリーニング時に治療器具が歯周ポケットに入る様子がしっかりとわかるので、患者さんに痛みを与えないように治療が出来ます。

マイクロスコープで治療する事ができる

マイクロスコープで治療マイクロスコープを使用することで、肉眼では発見できない小さな虫歯を見つける事が可能です。
正確に診断する事ができ、リアルタイムでモニターに映像を映し出すことも可能です。

しかし、日本の歯科で導入している医院は数パーセントと少ないです。理由は、マイクロスコープが高価な事と、保険診療で使われる事が少ないので、保険内の治療を望む患者さんに需要が無いからです。

ラバーダムを使用している

ラバーダムの使用ラバーダムを使用すると治療が精密になり、治療中の唾液や細菌を防ぎます。
ラバーダムは患者さんにとっても治療が楽になり、感染予防の役割もあり、使用した方が良いです。

しかし、使用している医院は少なく、1枚あたり100円程度費用が掛かるのですが、医院にとっては利益にならないので赤字覚悟で使用しなければなりません。
普段の治療では使わずに、治療内容によっては使用する医院もあります。