歯周病の治療と予防

歯周病の治療

歯周病の検査では、器具を使って歯周ポケットの深さや出血の有無を測定し、レントゲンを撮ります。
問診や咬み合わせのチェックも行われます。
治療法は検査の結果を元にして行われますので個人差がでます。
歯周病の進み具合にもよりますが、最初に必ずプラークコントロールを行います。
プラークコントロールは歯周病の原因となる細菌を減らすことをいい薬を塗ったり歯磨きをすることでプラークを取り除きます。

次に歯石を取る治療をします。
歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの間の溝の深さが深い場合は、その中に入り込んでいる歯石も取り除きます。
その後、症状によって薬を使ったり、咬みあう力が強すぎることがないかチェックします。
歯肉炎の症状が進むと、歯周外科手術をしたり、歯を抜くこともあります。

歯周病の予防

歯周病の原因はプラーク(歯垢)がたまることによるものですが、その他にも遺伝や喫煙も原因として考えられます。
親の生活習慣によって作られた免疫の働きは子供へ遺伝します。
また 喫煙者の歯周病は、喫煙しない人に比べて確率が高く、進行も早くなっています。
喫煙者が歯槽膿漏や歯肉炎を治療しても治りにくいといわれており、喫煙量を減らすということも歯周病の予防につながります。

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