白い歯・ホワイトニングの方法・効果・注意点

誰もがホワイトニングされたきれいな歯に憧れますよね。歯が白くなれば気分も明るくなります。
そして、ホワイトニングするのにいろいろ努力されている方も多くいます。
それだけ歯を白くしたいということだと思います。しかし、歯を白くしたいと思ってやったことが、歯を傷つけ逆効果だったり、すぐに戻ってしまったり、歯の専門家から見れば危険なこともあります。
また、安全で、効果的にホワイトニングする方法もたくさんあります。
今回は自宅でできる方法から歯医者で行う方法まですべて紹介します。
自分に合った歯を白くする方法を見つけ、参考にしてください。

1.自宅でできるホワイトニング方法

美白用歯磨き粉で歯を磨く

最も手軽な方法ですが多少白くなる程度です。
人によってはつやが出る方もいます。
美白用の歯磨き粉には歯の表面の汚れを落とす研磨剤と、ステインを浮き上がらせる成分が含まれています。
成分の違いで売り文句が変わりますがほとんど大差はありません。
歯医者で行うホワイトニングをしてから長く白さを保ちたい方や、もともと白い方には効果的です。

絶対にやってはいけないこと

歯を白くしようとして荒い研磨剤の入った歯磨き粉などを使うと一時的にはきれいになりますが、歯の表面に傷がつくためすぐに着色しやすくなります。
また、食器用の漂白剤やレモンなど果物で磨くと表面が酸によって侵され、酸食症(さんしょくしょう)という表面のエナメル質が溶けてしまい、歯がギザギザになります。

市販の歯のマニキュアで白く塗る

今日、明日にも白くしたい方にドラッグストアなどで売っている歯のマニキュアというものがあります。
試してみましたがなかなか難しく、まだら模様になってしまいました。
上手に使える方はいいかもしれません。

市販の歯の消しゴムで歯をこする

通販などで売っている歯の消しゴムの成分はシリコンゴム・研磨剤が含まれています。
着色を少しだけ取るならいいかもしれませんが、ゴシゴシしすぎると歯の表面に傷がついて、より着色しやすくなってしまいます。
ほどほどに使ってください。

2.歯医者と自宅で歯を白くする方法

ホームホワイトニングで白くする

ホームホワイトニングは歯医者でマウスピースを作って、自宅でホワイトニングをする方法です。
手軽にでき、薬剤さえ追加すれば何度でも行えるので経済的です。ホームホワイトニングは1週間から2週間かけてゆっくり色素を抜いていきますので効果は1年~2年くらい続きます。
金額は10,000円から50,000円程度です。詳しくは「ホームホワイトニングの6の秘訣」を参考にしてください。

3.歯医者で歯を白くする方法

歯医者で歯のマニキュアを塗る

歯のマニキュアは歯医者でも塗ることができます。
ただし、歯医者ではあまり推奨しているところがないので、やっている歯医者を探すのが大変かもしれません。

汚れが固まった歯石を除去

歯石は黄色や、黒いものもあり、歯の周りについている歯石を落とすと白くなります。
歯石はそれ自体も色がついていますが、ざらざらしているために汚れや着色が付きやすく汚れの溜り場になってしまいます。
また、歯石は歯周病の始まりでもありますので、定期的に取っていくことをお勧めします。

歯の表面の着色や汚れを落とすクリーニング

着色は歯ブラシでいくら磨いてもなかなか取れるものではありません。
歯医者で専門の機械を使って落とせば自分では取れない汚れや、着色などをきれいに落とすことができます。
歯周病の検査等を行い歯周病の治療として行えば保険診療で行えます。
金額は3,000円前後です。
ただし、あまりにもこびり付いている着色や特にたばこのヤニなどは一回では落とすことができなかったり、またたばこを吸えばヤニはすぐについてしまいます。

アミノ酸によるエアーフロー

アミノ酸の粒子を歯に吹き付け汚れや着色を取っていきます。
以前は重曹を使って吹き付けていましたが、痛みや歯の表面に傷がつきやすかったので、現在は歯や歯茎に傷がつかないように粒子の細かい、体の成分の一つでもあるアミノ酸パウダーを使うようになり、歯の表面につやを出す効果も加わりました。

歯の表面の傷を修復するリナメルトリートメント

歯に着色が付きやすい人は歯の表面に傷が付いていることが多いのです。
その原因は歯磨き粉などの研磨剤やもともと歯の表面にざらつきがある方もいます。
リナメルトリートメントは今までのような歯の表面を磨くのではなく、傷を埋めて修復する方法で歯を白くします。
定期的に行うことによって歯の表面が平らになり、着色が付きにくくなります。

短期間で白くするオフィスホワイトニング

ホワイトニングは歯の中の色素を抜く方法です。
オフィスホワイトニングは歯医者で歯の表面に薬剤を塗り、光を当てて活性化させ脱色する方法です。
早く白くしたい方に効果的です。
効果は半年から1年くらいなので、ホームホワイトニングや美白歯磨き粉を使って持続させると白さが長く続きます。
金額は1歯あたり2,000~3,000円、上下20本行うと40,000円~60,000円です。

ダイレクトボンディングで白いプラスチックを盛る

歯の表面にプラスチックの材料で盛る方法です。特にピンポイントで変色がある歯には有効で、ホワイトニングではそこだけ変色が残ってしまう部分や、セラミックを貼るまで大きく変色していない場合です。
ただし、プラスチックのためセラミックのように一生変色しないということはなく、4~5年で変色し始めます。

歯の表面を白くするラミネートべニア

歯自体に強い変色がありホワイトニングでは白くできない方や、何度もホワイトニングをするのが面倒な方にお勧めなのがラミネートべニアという方法です。
ラミネートべニアは歯の表面を一層削り、セラミックを貼りつける方法です。
白いものにすれば色が変わることなくずっと白いままでいられます。金額は1本90,000円から150,000円程度です。

最強の白さを手に入れるセラミック

もっとも歯を白くでき、長く維持できる方法です。芸能人やスポーツ選手が行う方法の一つです。
ほぼ希望通りの白さまで行えます。
また、多少の歯並びや歯の形まで変えることができるので、最強の白さを手に入れることができます。
ただし、歯を削る量は増えるというデメリットもあります。

4.その他の歯を白くする方法

神経が死んでしまった黒ずんだ歯を白くする方法

歯の神経が死んでしまうと歯は黒ずんできます。見た目にも黒さが目立ってしまいます。
歯の多くの部分が残っているようであればウォーキングブリーチ法を行います。
歯の裏側から穴をあけて、歯の中から薬液でホワイトニングする方法です。
1週間から2週間薬液を浸透させ色素を抜きます。
金属の色が浸透してしまっている場合やあまりに色が濃い場合は効果がなく、セラミックをかぶせる処置を行います。

虫歯で黒くなった歯を白くする方法

黒い虫歯が小さければ削って、白いプラスチックを詰めます。また、大きければかぶせる処置をします。
気を付けなくてはいけないのがせっかく被せた歯で歯茎が黒くなってしまうことです。
保険の前歯の場合や土台を保険の金属で入れた場合、金属の成分が漏れ出し、歯茎や歯をより黒くしてしまいます。

黒い銀歯を白くする方法

銀歯は劣化しやすい金属なので時間が経つと酸化して黒くなってしまいます。
銀歯を外しセラミックに変えれば白く美しい歯になります。
最新の治療で銀歯をセラミックに変えることがセレックという機械で一日でできます。