歯髄炎
虫歯が進行して中の神経が炎症を起こした場合です。
根尖性歯周炎
根っこの先端に炎症を起こして膿をもった状態です。
根っこの管の中の感染が原因で起こります。
歯の破折
歯が割れてしまった状態です。
必ずしも真っ二つに割れている訳ではなく、ヒビが入った状態で多く確認されます。
初期の頃はヒビも非常に見えにくくレントゲンにも写ってこないことが多い為、判断が難しい傾向があります。
歯茎の急性炎症による痛み
歯周病における急性発作、また親知らずの周りの歯茎の炎症などにおける痛みです。
噛み合わせの負担によっておこる痛み
虫歯の治療で詰め物やかぶせ物をした後など、噛み合わせが高いと噛むと痛いという症状がおこることがあります。
また強い歯ぎしりなどによって異常な力が加わった場合も噛むと痛い症状が出る場合があります。
歯に物がはさまって起こる痛み
歯の間に物がぐっと詰まると歯の周りの組織が押されて痛みが出ることがあります。
歯が生えるのに伴う痛み
歯自体が生える時に歯茎をつきやぶって出てくる時の痛みはもちろんですが、たとえば親知らずが生えてくる場合に手前の歯にぶつかっていると、手前の歯が押されて痛みを出すことがよくあります。
矯正治療に伴う痛み
矯正装置をつけて歯を動かす際に歯を支えている組織に負担がかかり痛みが出ます。
歯以外の原因で痛む場合
歯が原因でなくても、あたかも歯が痛いかのように感じることがあります。
たとえば、鼻炎に伴う副鼻腔炎、物を咬むための咬筋(こうきん)の痛み、神経痛、偏頭痛、心臓疾患、精神疾患なども歯の痛みを起こすことが分かっています。
この場合原因は歯ではないため、歯科だけではなく内科へも受診する必要があります。