歯科用語集 か行

カウンセリング

歯科医のカウンセリングの場合、まずは、インプラントなど自由診療、もしくは保険診療にするのか、その方針によっても大きく違います。
インプラントの治療方法や方針は各医院によっても治療技術や治療に使用するインプラントの種類も違うため、事前にどのような治療方法があり、どのようなケアが必要になるのか、充分に互いに認識しておくことが求められます。

このほか、日々の生活の中でどのような病気のリスクがあるのか、どのような改善方法があるのかなどを知ることが出来ます。
虫歯や歯周病は、日々の生活の中で発生するリスクがある病気なので、歯科医による適切な治療、アドバイスを受けるとともに、どのような問題があるのか、患者自身も理解をすることが必要になってきます。

このほか、患者と治療方針や日ごろの歯科全般に関する悩みの相談などを受け付けています。
カウンセリングによって、これまで気付かなかった生活習慣の問題や、患者自身が自分の習慣から引き起こされる潜在的な病気のリスクについて知ることが出来ます。

仮歯

歯科治療で用いられる、クラウンとなる差し歯やインプラントの治療の前に使用される歯のことをいいます。
長くても2週間程度の使用で取り除かれることになり、患者が最終的な治療に要するまでの間、食生活などで不自由を感じないようにケアする働きなどがあります。
素材自体は大きさにもよりますが、セラミックなどを使用することが多く、あくまで暫定的な処置のために、簡単に取り除けるようになっています。

近年は、インプラント治療を希望する患者が多くなっているため、仮歯の使用頻度も高くなっている傾向にあります。
前歯部では、食事以外にも、見た目など視覚的な問題も発生するため、このようなケースでは仮歯でも外見もしっかりしたものが使用されることがあります。
また、逆に奥歯のような部位では、暫定的に食事などで不都合が生じないようにすることが最大の目的なので、形状自体はある程度許容されていることになります。
仮歯は基本的に簡単に装着することが出来るので、患者は肉体的、金銭的な負担はほとんどありません。

開咬

奥歯を噛んだ状態で、前歯に隙間があり、かみ合っていない状態のこと。
かみ合わせの負担が奥歯に集中し、上下の前歯が開いているので、前歯で食べ物をかみ切ることができません。
子どものころの指しゃぶりや舌を突き出す癖、口呼吸などが原因の1つでもあります。

下唇小帯

下唇の内側の中心から前歯の中心(正中)あたりに伸びている筋状になっている粘膜のヒダ。

矯正装置を外してからしばらくの間は、動かした歯の周囲の組織(歯肉・歯周組織・骨など)の状態が不安定で元に戻りやすい。
このため、矯正装置を外したあとに、後戻りを防止する保定装置(リテーナー)を使用して、歯並びを安定させる。

カリエス

虫歯のことです。
虫歯の進行具合によって、C1からC4まで分類されます。